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生昇会でのフライウェイレッスンの様子などを日々徒然にお知らせいたします。 クレイグ・ケイコ著「スーパーナチュラルの法則」販売中!


by seishoukai
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排泄から食を考える逆転の発想 vol 11

多糖類の一つ「U-フコダイン」のアポトーシス作用を研究するなかで、最近注目すべき新しい発見があったといいます。

それは、野菜や果物、海藻類などを長時間加熱すると、強力な抗ガン物質である「DHCP]ができることを世界で初めてつきとめたのです。

食べ物中のウロン酸を含む、糖鎖分子から調理の際に使われる「熱」によって、「DHCP]が自然に生成されるのです。

たとえば、生キャベツの100gを120℃で30分煮ると、約2ミリグラムの「DHCP]が生成されます。

「DHCP]は数年前にスウェーデンの研究者によって発見され、サルモネラ菌やO157などに殺菌作用あることはわかっていましたが、抗がん作用があることは知られていませんでした。

ところが、マウスを用いた実験で、抗がん作用があることがわかったのです。

また、体外で作用させると、人の急性骨髄白血球細胞のアポトーシスを誘導し、9マイクロモラーの濃度(1リットル中1ミリグラム)で増殖を完全に抑えることも確認されました。

古来より、中国では長時間煮る調理法を「燉(トン)」とよんで、健康料理を作ったり、また薬草などを煎じて飲む習慣がありましたが、改めて薬膳料理や漢方の奥深さに驚かされます。

(次につづく)       クレイグ・ケイコ
by seishoukai | 2011-07-24 15:02 | フライウェイ