排泄から食を考える逆転の発想 vol 10
2011年 06月 19日
一昨年、宝酒造研究所で興味深い研究が発表されていたので、抜粋してみます。
≪シャーレ(培養実験用Ⅲ)上で活発に増殖している人前骨髄白血病細胞、人胃がん細胞、結腸癌細胞などに「U-フコダイン」を添加したところ、生存細胞数が減少し、ゼロ近くなることがわかりました。
さらにくわしく調べてみると、がん細胞のDNA分解酵素によって切断され、細胞死を引き起こしていることがわかりました。
つまり、細胞が自殺(アポトーシス)するという現象がみられたのです。
一方対照として、同時に培養していた正常細胞には「U-フコダイン」添加の影響は見られませんでした。つまり「U-フコダイン」はがん細胞だけを自殺させるわけです。
細胞が自殺するなどと聞くと、何か異常な現象の様な気がしますが、アポトーシスはDNAにあらかじめプログラムされた細胞死で、生命現象、維持に不可欠なものです。
たとえば人の指も、胎児のころはミットの様な塊で、特定の時期に決まった数だけ細胞が死ぬことで、御本指の形が浮彫のように形成されていきます。
またオタマジャクシがかえるになるときに、尻尾がなくなったり、芋虫が蝶に変身する時も、いらなくなった細胞が死んで除去されます。
このアポトーシスを最新の研究により、がん細胞に積極的に誘導する方法が模索されるようになり、「U-フコダイン」が注目されているわけです。≫
(次に続く) クレイグ・ケイコ
≪シャーレ(培養実験用Ⅲ)上で活発に増殖している人前骨髄白血病細胞、人胃がん細胞、結腸癌細胞などに「U-フコダイン」を添加したところ、生存細胞数が減少し、ゼロ近くなることがわかりました。
さらにくわしく調べてみると、がん細胞のDNA分解酵素によって切断され、細胞死を引き起こしていることがわかりました。
つまり、細胞が自殺(アポトーシス)するという現象がみられたのです。
一方対照として、同時に培養していた正常細胞には「U-フコダイン」添加の影響は見られませんでした。つまり「U-フコダイン」はがん細胞だけを自殺させるわけです。
細胞が自殺するなどと聞くと、何か異常な現象の様な気がしますが、アポトーシスはDNAにあらかじめプログラムされた細胞死で、生命現象、維持に不可欠なものです。
たとえば人の指も、胎児のころはミットの様な塊で、特定の時期に決まった数だけ細胞が死ぬことで、御本指の形が浮彫のように形成されていきます。
またオタマジャクシがかえるになるときに、尻尾がなくなったり、芋虫が蝶に変身する時も、いらなくなった細胞が死んで除去されます。
このアポトーシスを最新の研究により、がん細胞に積極的に誘導する方法が模索されるようになり、「U-フコダイン」が注目されているわけです。≫
(次に続く) クレイグ・ケイコ
by seishoukai
| 2011-06-19 16:32
| フライウェイ